Wargroove 2 レビュー|ユニット生産型SRPGの、遊びやすい入口
拠点を占領して部隊を生産していくタイプのSRPG。キャラ育成型に慣れた人が最初に戸惑う点と、マップエディタの価値を7軸で評価します。

評価パラメータ / Wargroove 2
7軸 × 10段階
- 戦略性
- 戦略性の評点は10点満点で8.5
- バランス
- バランスの評点は10点満点で8.0
- シナリオ
- シナリオの評点は10点満点で6.0
- グラフィック
- グラフィックの評点は10点満点で8.5
- サウンド
- サウンドの評点は10点満点で7.5
- ボリューム
- ボリュームの評点は10点満点で8.0
- 遊びやすさ
- 遊びやすさの評点は10点満点で8.5
RANK B
79
/ 100
買って良い
7軸の平均を100点換算。
評価基準はレビュー方針に記載。
最も高い軸は戦略性(8.5)、 最も低い軸はシナリオ(6.0)です。
総評「育てる」ではなく「揃える」SRPG。3,000円以下で戦術の別ジャンルを体験できる。
PRSteamSteam版(セール時は半額前後)¥2,050〜(広告・外部サイトが新しいタブで開きます)記事末尾に他ストアの価格も掲載しています。
ここが良い
- 拠点占領と生産のループが明快で、初手から考えることがある
- マップエディタとコミュニティ投稿で、本編後も遊び続けられる
- 価格が手頃で、ジャンルの入口として勧めやすい
ここは注意
- キャラクター育成の達成感を期待すると物足りない
- 物語は淡白で、動機づけとしては弱い
SRPGには大きく2つの系統があります。 固定キャラを育てる系統と、その場でユニットを生産する系統です。 本作は後者で、日本の王道SRPGに慣れた人ほど新鮮に感じるはずです。
「育成」がないと、何が面白いのか
生産型では、ユニットは資源で買う消耗品です。 愛着を持って育てたキャラが死ぬ悲しさはありません。その代わり、思考の焦点が完全に盤面へ移ります。
具体的には、毎ターンこう考えることになります。
- 今の収入で、次に何を買えるか
- 拠点をあと1つ取ると、収入がどれだけ増えるか
- 相手が次に買えるユニットは何で、それに勝てる編成は何か
経済と盤面が直結しているため、1手の重みが常に一定です。 育成型のように「後半になるほど強くて楽になる」ということが起きません。
相性表を覚えるまでが山場
ユニットには明確な相性があり、これを把握するまでは一方的に負けます。 逆に言えば、相性さえ理解すれば序盤の壁はすぐ越えられます。
序盤で押さえるべきは次の3点だけです。
| 覚えること | 具体的な内容 |
|---|---|
| 歩兵の役割 | 拠点占領は歩兵しかできない。戦力ではなく作業単位として数を確保する |
| 遠距離の扱い | 反撃を受けない位置から削る。前に出したら負けと考える |
| 収入の優先度 | 敵を倒すより、拠点を1つ多く取るほうが長期的に強い |
マップエディタの存在が評価を押し上げている
本編クリア後も、エディタで自作マップを作ったり、他プレイヤーのマップを遊んだりできます。 インディー価格の作品としては遊べる総量が明らかに多い部分で、ボリューム評価を8.0にした理由もここです。
自作SRPGを作りたい人にとっては、マップ設計の練習環境としても機能します。 実際、当サイトで公開している自作SRPGのマップ構成も、この系統の作品から学んだ部分があります。
総評:ジャンルの幅を広げる一本
育成型に慣れた人が「SRPGはもう一巡した」と感じたとき、次に触るべきはこの系統です。 価格も手頃なので、合わなかったときの損失が小さいのも入口として優秀な点です。
作品情報
Wargroove 2
- タイトル
- Wargroove 2
- 開発
- Chucklefish
- 販売
- Chucklefish
- 対応機種
- Steam / Switch / Xbox
- 発売日
- 2023年10月5日
- 価格
- 2,050円前後
購入・ダウンロード
以下は広告リンクです。価格や在庫は変動するため、最終的な条件は各ストアでご確認ください。 このリンク経由で購入されると当サイトに紹介料が入りますが、評価点には影響しません。
こんな人におすすめ
- キャラ育成型のSRPGに一巡した人
- 短時間で1マップ終えたい人
- 自分でマップを作ってみたい人

