タクティクスオウガ リボーン レビュー|今から始めるなら、まずこれ
高低差と射程の読み合いを、現代的な快適さで遊べるリメイク作。SRPG入門としての適性と、旧作経験者が引っかかる点を7軸で評価しました。

評価パラメータ / タクティクスオウガ リボーン
7軸 × 10段階
- 戦略性
- 戦略性の評点は10点満点で9.5
- バランス
- バランスの評点は10点満点で8.0
- シナリオ
- シナリオの評点は10点満点で9.5
- グラフィック
- グラフィックの評点は10点満点で8.5
- サウンド
- サウンドの評点は10点満点で9.5
- ボリューム
- ボリュームの評点は10点満点で9.0
- 遊びやすさ
- 遊びやすさの評点は10点満点で8.5
RANK A
89
/ 100
強く推奨
7軸の平均を100点換算。
評価基準はレビュー方針に記載。
最も高い軸は戦略性(9.5)、 最も低い軸はバランス(8.0)です。
総評「高低差と射程を読む」というSRPGの基礎を、最も丁寧に教えてくれる一本。
PRAmazonタクティクスオウガ リボーン(パッケージ版)¥5,280〜(広告・外部サイトが新しいタブで開きます)記事末尾に他ストアの価格も掲載しています。
ここが良い
- 高低差・射程・向きが勝敗に直結し、地形を読む楽しさが常にある
- 巻き戻し機能により、一手のミスでリセットする必要がない
- 分岐する物語と、選択の重さが最後まで持続する
ここは注意
- ユニット数が増える中盤以降、1マップの所要時間が長い
- 育成の自由度が高い反面、最初の職業選択で迷いやすい
シミュレーションRPGを「一本だけ選べ」と言われたとき、私は今でもこの作品を挙げます。 理由は名作だからではなく、SRPGというジャンルが面白い理由を、遊んでいるうちに理解できる設計になっているからです。
このレビューでは、初めてSRPGに触れる人が最初の10時間で何を体験するのかと、 旧作を遊んだ人が現行版で引っかかる点を分けて書きます。
高低差が「読み合い」に変わる瞬間
このゲームの戦闘は、平面ではなく高さのあるマップで行われます。 高い位置にいる弓兵は射程が伸び、低い位置から見上げる形になると命中が落ちる。 つまりマップを見た瞬間に「どこを取るべきか」が決まるということです。
序盤で必ず起きるのは、こんな流れです。
- 平地で正面からぶつかり、弓兵に一方的に削られて負ける
- 次は先に高台へ登り、相手が登ってくるところを迎え撃つ
- 高台が2つあるマップで、どちらを先に取るかを考え始める
3番目まで来たとき、プレイヤーは「地形を評価する」という思考を獲得しています。 チュートリアルで説明されるのではなく、負けと勝ちの差分から学ぶ設計です。
巻き戻し機能が、難易度ではなく体験を変えた
現行版には、直前の行動を巻き戻せる機能があります。 これは「難易度を下げる救済」と受け取られがちですが、実際の効果は違います。
従来のSRPGでは、一手のミスがユニットの死につながり、 プレイヤーは**「ミスを避けるためにセーブとロードを繰り返す」**という遊び方に追い込まれていました。 巻き戻しがあると、その往復が不要になり、代わりに「今の一手は最善だったか」を考える時間が増えます。
結果として、難しさは維持されたまま、試行錯誤のコストだけが下がっています。 SRPGを初めて遊ぶ人に勧めやすくなった最大の理由がこれです。
引っかかる点:1マップが長い
正直に書くと、中盤以降は1つの戦闘に30〜50分かかります。 操作ユニットが増え、敵の数も増えるため、思考時間そのものが伸びるためです。
短時間で区切りたい人には向きません。 1回のプレイで1マップ、というペースを許容できるかどうかが、この作品を続けられるかの分かれ目になります。
携帯機で遊べる版を選ぶと中断しやすく、この問題はかなり緩和されます。
旧作経験者が確認すべき点
旧作(Let Us Cling Together)を遊んだ人が気になるのは、育成システムの変更でしょう。 現行版はユニット単位で成長する形式に整理されており、 旧作のクラス単位の育成とは感触が異なります。
「旧作の感覚のまま遊べる」とは言えません。 別物として組み直すつもりで触ったほうが、素直に楽しめます。
総評:SRPGの教科書として推せる
7軸の評価は記事上部の表のとおりです。 戦略性とシナリオを高く評価する一方、1マップの長さを理由に「遊びやすさ」は満点にしていません。
地形を読んで勝つ面白さを最短で理解したいなら、この作品から始めるのが最も確実です。
PRAmazonタクティクスオウガ リボーン(パッケージ版)¥5,280〜(広告・外部サイトが新しいタブで開きます)この記事の評価基準について
当サイトのレビューは、7つの軸を10段階で採点し、その平均を100点に換算しています。 点数は筆者が実際にプレイした上での主観的な評価であり、メーカーからの依頼や提供によるものではありません。 評価基準の詳細は運営者情報に記載しています。
作品情報
タクティクスオウガ リボーン
- タイトル
- タクティクスオウガ リボーン
- 開発
- スクウェア・エニックス
- 販売
- スクウェア・エニックス
- 対応機種
- PS5 / PS4 / Switch / Steam
- 発売日
- 2022年11月11日
- 価格
- 5,280円前後
購入・ダウンロード
以下は広告リンクです。価格や在庫は変動するため、最終的な条件は各ストアでご確認ください。 このリンク経由で購入されると当サイトに紹介料が入りますが、評価点には影響しません。
こんな人におすすめ
- SRPGを初めて腰を据えて遊びたい人
- 運より地形と配置で勝ちたい人
- 物語の分岐を自分の判断で選びたい人

